前回は、理想の一戸建て購入に向けた条件の整理から内覧時のチェックポイントについてご紹介しました。
今回は、後編として住宅購入の申込みから住宅ローンの申込み、そして物件の引き渡しまでのポイントをご紹介します。
一戸建て購入までの流れのポイント④ 住宅購入の申し込み
いくつかの物件を内覧し、家族で相談して買う物件を決めたらいよいよ購入の申込みです。
購入申込書に
①購入希望金額
②引き渡し希望時期
③融資の有無等
④その他希望条件
を記載し、署名・捺印した後、不動産会社を通じて
売主へ提出します。
一戸建て購入までの流れのポイント⑤ 住宅ローンの審査
一戸建て購入の申込みが済んだら、次は住宅ローンの申込みです。
住宅ローンは事前審査(仮審査)と本審査の2段階があり、本審査は事前審査をクリアしないと受けられません。
審査項目は、住宅ローン申込者の年収・勤続年数・勤務先・その他借り入れ状況などが対象となります。
なお、事前審査に通過し本審査の結果を待つまでの間に、売買契約の手続きを進めます。
この時、不動産会社の担当者が重要事項説明を行いますので、不明点があれば必ず質問し、全て納得してから署名・捺印をしてください。
また、売買契約時は手付金の支払いも必要ですので、こちらも事前に用意しておきましょう。
手付金は物件の購入金額に充当されます。
※手付金は一般的に物件価格の1割が目安ですが、
交渉次第で10万円~の手付金で済んだ事例も多々御座います。
無事に住宅ローンの審査を通過し融資が承認されたら、いよいよ物件の引き渡しです。
一戸建て購入までの流れのポイント⑥ 物件の引き渡し・残金決済
物件の引き渡し前には、現地へ行って建物の状態や隣家との境界線の確認などを行います。
中古一戸建ての場合は、引き渡しまでに売主様が修繕すると約束していた箇所があれば、きちんと施工されているかどうか確認しましょう。
確認後、問題がなければ物件の引き渡しとなります。
そして買主様は、金融機関から受けた融資金で残っている代金を決済します。
これで一戸建ての購入の流れは完了です。
まとめ
前後編と2回にわたって、一戸建てを購入する際の流れをご紹介いたしました。
不動産は人生最大級の買い物となる分、やるべきことがたくさんあり、「この家を買おう」と決めてから引き渡されるまである程度の期間を要します。
全てのスケジュールを円滑に進め、1日でも早く憧れのマイホームで新生活を始められるよう、しっかり計画を立てましょう。